ハウルの動く城

やっと『ハウルの動く城』を観た。
時代は進歩しているなぁ、とつくづく思う。
風の谷のナウシカ』の王蟲がゴソゴソと動くシーンとハウルの城が動くシーンがかぶって見えた。
ストーリーは原作があってダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」だそうだ。
原作は読んだことがないので、当然この映画が初見となる。
原作通りなのかどうかすらわからないが、この作品の訴えたいところはどこなのか、おそらくこの映画を観た人の多くがよくわからないのではないだろうか?
実のところ、自分もよくわからないのだが、最後のクレジットで原作のタイトル「魔法使いハウルと火の悪魔」を見た時に、なんとなくわかった気がした。
ハウルカルシファーとの契約、秘密を解き明かすところこそ、この作品の肝のような気がする。
これはあくまで私の想像だが。
これを解き明かすのに必要だったのがソフィーな訳である。
まぁ、それは別として、この作品のもう1つの大きな目玉は、やはりSMAP木村拓哉ハウルの声をあてていることであろう。
しばらくは、本当にキムタクか?と疑いもしたが、ある程度時間が経過すると、「ああ、キムタクの声だ」と認識できるようになった。
おそらく、アテレコになれたのではないだろうか。
ともあれ、声が当たり役かどうかは聞いた人の判断によるだろうが、私個人としては可もなく不可もなくという感じである。
そんな感じで、何となくこの作品、あたりさわりのない作品に落ち着いてしまっている感じがする。
昔のナウシカラピュタ、トトロのような作品をもっと作って欲しいのが本音である。

ハウルの動く城 [DVD]

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