パイレーツ・オブ・カリビアン デットマンズ・チェスト

パイレーツ・オブ・カリビアン デットマンズ・チェスト』を今更ながら観た。
一応、3作目の『ワールドエンド』を映画館で観ようかな、と思ってだ。
設定では、1作目の3年後の話らしいが、1作目は思いっきりディズニーらしく、子供でも楽しめるような痛快娯楽冒険活劇であったが、今作はどうだ。
はっきり言ってその面影がない。
無理矢理2作目の話を作るために、「血の契約」というネタを元に話を膨らました感アリアリである。
今一つ1作目のワクワク感がないのが残念極まりないのである。
ジョニー・デップ扮するジャック・スパロウは相変わらずなキャラクターであるが、やはり1作目のインパクトは越えられない。
ただ、映像的にタコの化け物(デイヴィ・ジョーンズやクラーケン)などを含め、デキはいいのだが、話が子供にはわかりにくいだろう。
1作目からすると、急に大人向けの作品に切り替わってしまった。
まぁ、3作目の「ワールドエンド」に続くので、最終作を観ると2作目の評価が変わるのかもしれないが、どうも単体でこの作品を捉えた場合には、不完全な作品としか言いようがないのである。
できれば、こういう作品は「インディ・ジョーンズ」のように、1本ずつ完結して欲しいものである。
とりあえず、「ワールドエンド」は期待せずに観に行くことにしよう。

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