BD VS HD-DVD 再燃!

2007年3月13日の徒然で、BD VS HD-DVD 決着についてのコメントを書いた。
その後は平穏な状態で進んでいたかに見えたが、ここに来て米パラマウントHD-DVDのみを支持し、BDから撤退を表明した。
端的に言えば、HD-DVDで独占的に作品を供給する方針に転換したということである。
これにより俄然、勢いづく感じになってきたHD-DVDである。
パラマウントのプレスリリースを受け、パラマウント・ホームエンタテイメント・ジャパンも右へ倣えである。
発売予定であった『トップガン』『ザ・シューター/極大射程』のBD版も発売中止、既発売のBD作品は出荷停止が決定した。
となると、既発売分のBD版はプレミアがつくので、欲しいと思う方は我先に購入すべきであろう。


ところで気になるのは、なぜ今頃になって、こういった表明が出たのかということである。
現時点で、両フォーマットを発売している=生産ラインは持っている、はずなのに、技術の成熟度や製造コストなどの点で、なんてことを言っている。
まぁ、誰がどうみても横槍が入ったとしか思えない。
これはおそらく、MSあたりではなかろうかと、私は推測するが...。
どちらにせよ、また消費者は混乱の坩堝である。
LG電子が両フォーマット対応のドライブの発売を決定したところなので、後はこの方式が家電品として出回れば、消費者としてはどっちでもいい、にはなるのだろう。
但し、できることなら、規格自体は一本化した方がいいに違いないのだが...。


さて、このBD VS HD-DVD 戦争の結末はどうなることやら。