Web2.0

たまには、ネットについてのことを書こう。
ネットの世界では、最近 Web2.0 のことをよく耳にする。
Web2.0とはいったいなんぞや?Web1.0の次のバージョンだ、といってしまえば、そうとも聞こえるが、簡単に言えば次世代のWebとはこんなものだ、みたいなものだ。
ここでいう次世代といっても、遠い先のことではない。
もうWeb2.0になりつつある(なっている)というのが正しい。
Web2.0を構成するのは、Folksonomy, User as Contributor, Radical Trust, Long Tail, Participation, Rich User Experiences, Radical Decentralizationの7つの要素である。
この中で私が特にこれまでのビジネスと大きく異なってきているのは、Folksonomy, User as Contributor, Rich User Experiencesといったユーザが参画してくることである。
サービス事業者は、情報や場を押し付けるだけでなく、ユーザ自身に自由に使っていいよ、情報を発信していいよ、アイデア頂戴よ、という具合にユーザを取り込んでいくことが大きく違ってきているのではないかと思う。
このため、頭でっかちの大企業よりも小回りの利くベンチャーの方がこの辺の取り組みはやりやすいはずである。
これまで、ユーザの意見を聞いているとキリがない、というスタンスであったが、いやいやユーザの意見は大事、それも意見を言ってくれる位なので有難いはずであろう。
じゃあ、その意見を実現するにあたり、ユーザにも協力を仰ごう、みたいなスタンスである。
でも、私は Web2.0がこうだからこういうサービスを、ではなく、ユーザが満足する、それも一般ユーザからギークまでが満足できるサービスを提供することができれば、それが必然的にWeb2.0になっているのではないかと思うのである。
なので、そういうサービス提供者でありたいと切に願いたいところだが、会社たるもの商売なくしては生きていけないのが辛いところか。