日本VSブラジル

W杯F組における日本の最終戦
対するはFIFAランキング1位のブラジル。
オーストラリア、クロアチアと1敗1分のため、このブラジル戦は勝つことが絶対条件。
さらに、ただ勝つだけではなく、最低でも2点差以上の開きがないと決勝トーナメント進出は絶望なのである。


これまでの2試合と異なり、FWは前面入れ替えして、玉田と巻の2トップ。
ボランチには稲本を入れるという攻撃的な布陣。
試合開始早々、ボールポゼッションはブラジルが圧倒的。
シュートもちゃんと枠に飛んでくる。
これは!というシュートを川口がスーパーセーブを連発。
アトランタの時を彷彿させる。

そんな中、アレックスからの絶妙なパスを玉田が思いっきり左足を振りぬいて、ブラジルから先取点をもぎ取る。
これで日本が勢いづくかと思いきや、逆にブラジルに火をつけた感じなのだろうか?
防戦一方に追いやられる。
気がつくと前半終了間際にあっさりロナウドに同点ゴールをあびる
このとき、誰もロナウドの動きに注意しておらず、単なるボールウォッチャーだった。

これで張り詰めたものが切れたのか、後半は怒涛のゴールラッシュをあび、終わってみれば1−4で逆転負け。
日本全体に期待された黄金世代は1次リーグでW杯が幕を閉じたのである。

中田の悔しそうな顔と涙が寂しさを増す。
4年後の南アフリカでは今以上の力を出して欲しいものである。