着信アリ

PSPで動画が観られるようになったのをいいことに、通勤時間は猿のように映画を観始めた。
これまた、録画だけしていて全く観ていなかった柴咲コウ堤真一主演の『着信アリ』。
言わずと知れたジャパニーズホラーだ。
『リング』に始まり、『呪怨』などジャパニーズホラーのオンパレードに、現代における携帯電話をモチーフにした新しいホラーだ。
ただ、『リング』の呪いのビデオを携帯に置き換えただけ、という話もある。
『リング』は私からすると、ホラーというよりもサスペンス色が強いと思っているが、この『着信アリ』はどちらかといえばホラーだろう。
というのも謎自体が薄っぺらいし、幽霊(?)出まくりだからだ。
個人的には『呪怨』よりは話はわかりやすいのだが、最終的に腑に落ちない。
ジャパニーズホラーの王道なのかどうかわからないが、はっきりとした結末にしないのが流行りなのだろうか?
あくまで推測するに...こうなのでは?と勝手に思い込むしかないのだ。
ただ結果として、何故携帯電話に結びついたのかがわからない。
最後のどんでん返しがなければ、柴咲コウ扮する由美のセリフでまだ納得はできる。
しかし、そのどんでん返しのおかげで、なぜ携帯電話を伝っていくのかが甚だ疑問である。
まぁ、『着信アリ2』『着信アリfinal』と続いているので、どこかで納得できる説明があるのかもしれないが。
ただ、現実問題として、夜に一人で廃屋となった病院に行けるかというと、とてもじゃないが怖すぎていけないだろ普通は、と思うのだが...。
まぁ、柴咲コウは悲鳴を上げている顔やギョロっと目を見開いた顔なんかよりも、やっぱり笑顔の方が可愛いと思う映画だった。(笑)

着信アリ(通常版・2枚組) [DVD]

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