28日後...

トレインスポッティング』のダニー・ボイルが監督したサバイバル・ホラー『28日後...』を観た。
舞台はイギリス。凶暴性を増すウィルスが28日間で広がり、そのウィルスに感染しなかった人たちはイギリスを離脱。
主人公は事故にあっていて、気が付くと人のいない病院で目覚めたのであった。
...『バイオ・ハザード』と一緒やん。
この作品で感動したのは、人っ子一人いないロンドンの街中を特撮を使うことなく撮影した点である。
誰もいないところに自分一人というシーン。
本当に誰もいない、車も走っていない。
このシーンだけでも一見の価値ありである。
実際のところ、このシーンは早朝に交通遮断をして撮影したそうな。
それはともかく、ゾンビの映画と思っていたが、ゾンビではない。
いったいこのウィルスは何なのかよくわからない。
感染した人は被感染者を襲うのだが、噛み付いたり、血が一滴でも体内に入ったら、その人も感染者になるのである。
...で、そうすると、感染者はその時点で仲間入りとなり、また被感染者を襲うのである。
感染者は不死ではなく、銃で撃たれりゃ死ぬし、腹も減って餓死もするらしい。
つまり感染者は病気な訳だ。
とはいえ、襲われるのは避けたいので逃げるのだが、最終的な敵は人間の欲望との戦いのようである。
その辺の葛藤を描きたかったのだろうか?
ちょっとよくわからないが、まぁ、そういう感じだ。
この手の作品としては、ハッピーエンドっぽく終わったのでよしとしよう。
ちなみに、冒頭の病院で目が覚めるシーンでは、主演のキリアン・マーフィは真っ裸なのだが...はい、ボカシもないのでナニがしっかり画面に映っております。
...この部分は映倫ビデ倫には引っかからなかったのだろうか?
芸術作品ということでOKだったのかはよくわからない。

28日後...特別編 [DVD]

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